イベント報告

イベント報告

2019年01月25日(金)

2019年中国・中央音楽学院音楽検定試験(日本東京)が無事終了しました

2019中央音楽学院 日本東京地区検定試験が無事終了しました。

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1月12日午後5時、東京華楽坊芸術学校が運営した2019中央音楽学院検定試験、東京会場における第1回目の試験が無事終了しました。王子北とぴあペガサスホールの試験会場で開催されたこの試験の、当日参加者は全体で51名で、二胡・古筝・笛子・楊琴・琵琶などの科目別に受験しました。

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会場では、朝の9時からスタッフが集合し、中央音楽学院検定試験委員会常務副主任・逄焕磊氏みずから試験の準備や流れを指揮しました。そして、運営スタッフ全体が責任を持って、受験生たちをサポートしました。

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そして、運営スタッフ全体が責任を持って、受験生たちをサポートしました。午前9時半からは受験生が続々と受付で手続きを済ませ、リハーサル室へ移動し、受験番号に沿って、試験会場へ向かいました。

 
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今回の受験生は全体で51 人、うち日本人40人、在日華人11人でした。試験科目は、二胡・古筝・琵琶・笛・楊琴がありました。

来年以降は、ピアノ・声楽科目を増設し、受験生100人以上の参加を目標としています。

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中央音楽学院検定試験科目で中国民俗楽器のみならず、西洋音楽、声楽を含めた、様々な音楽学習者のニーズに応えながら、今後定期的な活動を通じて日中両国の音楽教育活動を推進し広げてゆきます。

幕引き

今回、中央音楽学院検定日本東京地区での第一回目の試験が無事完了でき、受験生、保護者の方、専門家の皆さんとの共通の認識、そして多くの達成感が得られました。今回来日した審査員の一人である中央音楽学院検定試験委員会常務副主任・逄焕磊氏は、日本では第一回の開催にも関わらず、現地スタッフの尽力により非常に緻密に準備できたことを認め、日本の受験生たちのレベル・素質に深い感銘を受けたそうです。

また、受験生とその保護者の皆さんも、中央音楽学院検定が日本で行われることを非常に喜んでおられました。

開催第一回目で、改善すべき点もありましたが、なによりも、私たちは今回それに勝る成果を得られました。

権威ある資格試験を開催することで、日本における中国民俗音楽の学習者・指導者の皆さんに、演奏レベルに対する明確な基準を提供することができたとともに、引き続き日中の文化芸術交流の場を作って行けることを信じ、ますます尽力してまいります。

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中国中央音楽学院は、2019年1月12日(土)日本東京にてはじめての音楽検定試験を開催しました。中央音楽学院検定試験委員会のリーダーは、開催に先立ち、1月11日18時30分に中華レストラン「全聚徳」(六本木)にて新聞・メディアに向けた説明会を行いました。

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本图为书记官刘晟

日本と在日華僑華人音楽界、教育会から、大使館文化部二等書記官 刘晟、元衆議院議員・教育 井脇ノブ子、東京芸術大学音楽学部教授、元音楽学院副学部長西岡龍彦、中央音楽学院検定試験東京実行委員会張林、東京華楽坊芸術学校校長何慧群、日中商報社長程显齐、太陽昇集団社長吕娟、アメリカコロンビア大学客員教授、元東京芸術大学講師毛丫ら、30名以上の専門家が出席しました。
新闻发布会简概
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当日、第一部の新聞発表会では、まず、中央音楽学院検定試験委員会・常務副主任 逄焕磊(パン ホァンレイ)氏が、「日中の音楽交流は非常に古くから行われ、日本でも中国民族音楽を学ぶ方が非常に多く、今回中央音楽学院検定試験の日本開催は、両国間の音楽交流をさらに深めるものとなるだろう」と語りました。

続いて、中央音楽学院検定試験東京実行委員会・秘書長 李小曼も説明を加えました。「中中央音楽学院検定試験は1993年にスタートし、25年間に渡り続いています。試験は中国国内23省、79の都市で行われ、海外地区ではアメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、マレーシアがあり、日本を含めて六カ国と、それに加え、香港・マカオ・台湾3地区があります」

12日開催の日本最初の検定試験に向けて、日本の受験者の実力とレベルをしっかりと見極め、保証する責任を持つため中央音楽学院は綿密に準備を進めてきました。

東京華楽坊芸術学校校長・中央音楽学院検定試験東京実行委員会・秘書長何慧群により、今回の試験についての詳細な説明がありました。

「まず、中央音楽学院検定試験東京実行委員会は日本東京に外国における第六の検定拠点を設け、東京華楽坊芸術学校がその実行の任を与えられたことに感謝している。

私達は昨年7月から正式に中央音楽学院への申請を行い、厳格な審査を経て、同年 9 月に正式に認められ、第一回検定試験に向けての準備を始めた。検定試験には2つの重要な意義があると考えています。1、一部の統計によると、日本人で中国民族楽器を学んでいる人は3万人近い数字となっている。それを受けて昨今、日本国内では様々な検定試験が誕生したが、そのどれもが信憑性を欠くものだった。中国最高音楽学府である中央音楽学院検定試験が、日本で開催されることで、権威ある教材及び検定基準が持ち込まれ、日本国内の中国民俗音楽の混乱した現状を打破することとなるだろうこと。2、今後定期的な検定試験活動により、日中両国の音楽教育の交流活動が促進されることである。

今年第一回目の試験について、簡単に紹介すると、明日1月12日の検定試験では、宣伝期間が短かったものの、51名の応募があった。来年の目標としてこれを100人に到達させるために、2つの方向から推進活動を進める。1、東京試験実行委員会の組織を拡充させ、会員を増やし、より多くの音楽教育者と学習者に検定試験に参加してもらうこと。

2、講師陣の試験指導の水準向上のため、12日の試験について、講師への指導講座を行うこと」

最後に、中央音楽学院東京検定試験実行委員長 張林も「中央音楽学院が日本での検定を開始することが、日中音楽交流を大いに盛り上げるであろう」と語りました。

新聞発表会の終了後は、盛大な歓迎ディナーパーティーが行われ大使館文化部二等書記官 刘晟、元衆議院議員・教育 井脇ノブ子、東京芸術大学音楽学部教授、元音楽学院副学部長西岡龍彦らが祝辞を述べ、参加者全員が中国中央音楽学院・日本東京初の音楽検定試験成功を祝しました。

 
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本图为原众议院议员教育家井脇ノブ子

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东京艺术大学音乐学部教授,原音乐学院副院长西冈龙彦中国中央音楽学院検定試験は、日本の中国民族楽器学習者・教育者に信頼のおける検定基準を指し示すこととなり、さらに今後の日中音楽交流を推進するうえでの重要な機会となる。また、これは東京華楽坊芸術学校と中国最高の音楽学院が今後、協力し合って音楽教育の助けとなるよう活動してゆくための第一歩だといえよう。東京華楽坊及び中央音楽学院は、日本での検定試験を毎年1月に定期的に検定試験を行うことを予定している。受験対象は、5歳以上の日本人及び在日華僑華人である。試験は科目とレベルによって分かれ、民俗音楽類:二胡、琵琶、古筝、揚琴、笛子、阮、柳琴、笙、唢呐(スオナー)(1-9級)・鍵盤類:ピアノ(1-9級)・声楽類:児童声楽(1-9級)、管弦楽類:ヴァイオリン(1-9級)。

 
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