2019年08月28日(水)
2019東京国際青少年アートフェスティバルの決勝
8月17日、第一回東京国際青少年アートフェスティバルの決勝が、東京荒川大音乐厅にて開催されました。中国の北京、天津、福建、新疆(ウイグル自治区)、日本の東京、京都、名古屋などの地区選抜で選ばれた優秀な選手たちが、それぞれのパフォーマンスを 披露しました。
実行委員会によると、今回のコンテストは楽器、舞踊、声楽、朗読、演劇の五つの分野に分かれ、日中総計400名以上にのぼる、4歳から18歳まで青少年が参加しました。さらに、地区選抜で一次、二次審査を見事通過した17名の選手が決勝で競いました。
決勝でも、ピアノ、ギター、ドラムなどの西洋楽器、中国伝統楽器である古筝、民族舞踊、詩歌朗読など様々な演目が見られました。
新疆から参加した張典慧さんは、決勝の場でソロギターによる《楓葉城》を披露しました。彼女にとって、初めての大型の国際コンクールでの演奏で、緊張もあったようですが、演奏全体の完成度は高く、審査員からの薫陶を受け、今後の励みになったそうです。
北京地区からは、6歳の李姝昱さんと譚铂翰さんが、群舞作品《礼》に参加しました。この舞踊作品は、中国の伝統文化である礼楽を表現しています。谭铂翰さんの母親劉さんは、子供が舞台で活躍しているのを見るのは、保護者にとっても非常に喜ばしいことだと語りました。今回のアートフェスティバルは、子供達にとって、練習と向上心の大切さを学んだ、大切な思い出となることでしょう。初の試みでありながら、実行委員会の綿密な準備も、参加者の皆さんから高く評価されていました。
北京地区から同行したダンス講師・珧珧さんは、今回のコンテストが、子供達にとって国際交流の中で切磋琢磨できる貴重な経験の場となったと語りました。“子供達は実践の中で経験を重ね、自分の限界に挑戦することができました。今後もこの活動がますます広まり、中国と日本の両国から参加者が増え、国際交流に繋がることも期待されます」
また、今回の決勝では日中の著名な教授陣が集まり、留日著名舞台芸術家 顔安氏、東京フィルハーモニーコントラバス首席奏者 黄原亮司氏、中央音楽学院民族音楽教授 田再励氏らが審査にあたりました。